こんにちは~☀️
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今回も番外編です。
まず最初に今回のタイトルについてですが
結論からいうと、iPhoneやスマートフォンなどのバッテリーを自分で交換すること自体は違法ではありません。
ただし、自分でバッテリーを交換したスマホで電波を発してしまうと「電波法」違反になります。
簡単に解説すると以下の通りです。
電波法違反になる可能性がある
電波法により、スマホ・テレビ・Wi-Fiなど、電波を発することができる無線機器はすべて
「定められた技術基準に則り、電波法を適切に守っています」
ということを証明しなければならない。
その証明となるのが「技適マーク」と呼ばれるもの。
普段私たちが使用しているスマホにも、必ずこの技適マークがついています。
しかし、自分でスマホを修理すると技適マークの認証時と内部設計が変わってしまうことになりますので技適マークは失効します。
今回は自分で修理や改造について書いておりますが、技適マークの細かい部分は色々とあるようですので気になる方はご自身でお調べください。
電波法違反になると・・・
1年以下の懲役または100万円以下の罰金。
という刑を課せられる可能性があります。
※電波法110条
「知らなかった」
「そんなつもりはなかった」
は一切通用しません。
さらに違法に発した電波がTVやラジオなど公共性の高い無線局に影響を与えてしまうと
5年以下の懲役または250万円以下の罰金。
という重い刑を課せらる可能性もあります。
サポートが受けられなくなる
さらにリスクがあります。
iPhoneの場合
iPhoneを自分で分解修理に成功したとしても、本体を分解したことがわかった時点で、Appleの修理保証の対象外となります。
AppleでもAppleCare+の対象外の項目に「Apple または正式な権限を有する Apple 担当者以外の手によって開封、修理、改造、改変された対象機器の損傷(原因を問わず)」と明記されています。
公式の修理サービス以外で修理をしてしまうと、内部の不具合が発覚した際の責任の所在がわからないためです。
特に保証サービスに加入している方は自分でバッテリー交換や修理をするとデメリットの方が大きくなるので、時間がかかっても正規サービスで修理を受けるようにしましょう!
Apple以外のメーカー対応まではわかりかねます。
他にも多くのリスクがあります。
以下内容ではバッテリー交換手順を書いていますが
決して自分で交換することを推奨しているわけではありませんのでご注意ください。
必要のある方のみこちらをクリックしてださい。
参考にされるなどは
すべて自己責任でお願いいたします。
では早速。
今回バッテリー交換をするiPhoneは今後もう電波を発せずスマートフォンとして利用することはない機種になります。
事前準備
バッテリーを交換するiPhone本体を準備。
今回バッテリーを交換するのはiPhone11になります。
バッテリー最大容量が79%ですので交換時期です。
そして交換用の新しいバッテリーはこちら
このメーカーじゃなきゃダメということはなく、たまたま安く売っていたのでこちらをチョイスしただけです。
こちらは純正部品ではありません。
中身は新品のバッテリー、ドライバー、プラスチックのヘラやピックなど工具一式が入っています。
購入するものによって同梱物は変わりますので注意が必要です。
星形ドライバーやy字ドライバーなど特殊精密工具が必要になりますのでお持ちでない方は工具とバッテリーのセットを購入した方がいいですね。
準備ができたら作業開始。
作業開始
作業前にバッテリー交換する本体のバックアップは忘れずに!
最初はiPhoneの分解作業です。
まずはiPhoneの電源をOFFにする。
次はiPhoneの星形ネジを外しましょう。
この2本を外しiPhoneの画面のフチに付いている接着剤を取っていきます。
画面と本体を分離させる作業は少し時間がかかるかもしれません。
コツは付属工具の中に吸盤が入っているので画面に吸盤を貼り付けて引っ張りながら画面と本体の隙間にヘラのようなものを押し込み、画面を傷つけないよう慎重にヘラをスライドさせていく。
次はバッテリーのフレキシブルケーブルを外します。
以下、フレキ
接着が取れて画面が外れるようになったら、決して一気に外さないように気をつけます。
一気に引っ張るとフレキが断線し詰みますので要注意です。
まずは下記画像の赤丸の部分のフレキの裏側に、L字型のプレートがありますのでY字ドライバーでビス3本外します。
ビスはゴミのようにとても小さくネジ頭もナメりやすいので取り扱い厳重注意です⚠️
拡大鏡がないと作業はきついかもしれません。
プレートを外したら、プレートの下のバッテリーのフレキと黒い2本のフレキを外します。
次に、先ほど外したL字プレートの隣のプレートも外します。
Y字ビスが5個で止まっています。
作業は慎重に行います。
プレートが外せたら残り最後の1本、画面のフレキを外していきます。
これで画面と本体は完全に外れました。
あとは古いバッテリーを外して元に戻すだけです。
バッテリー脱着
古いバッテリーを外します。
バッテリーは上部3箇所、下部3箇所の合計6箇所テープで止まっています。
上記画像の赤丸部分を少しピンセットなどで捲るとテープが出てきます。
テープは伸縮性があるので引っ張ることで取れます。
ここで要注意ですが、テープを強く引っ張ってしまうと途中で千切れて大変なことになるので作業はさらに慎重にゆっくり行う必要があります。
少し汚くなってしまったが、上部の3箇所のテープが捲れた。
捲る際の注意点はバッテリーに穴を開けたりしてしまうと発火、爆発する可能性があるので慎重に。
ピンセットで巻き付けながらゆっくりと引っ張ってテープを剥がします。
テープを引っ張っている最中はギリギリと不快な音が出ます。
真ん中部分も同じように巻き付けて剥がす。
3箇所目も同じく巻き付けて剥がす。
本来なら上部3箇所のテープが剥がれたら下部3箇所も同じように巻き付けて剥がしますが、私は面倒なので無理やりバッテリーを外しました笑
無事に古いバッテリーが外れました。
あとは新しいバッテリーに付属の新しいテープをつけて電源が入るか確認します。
新しいバッテリーをつけました。
無事に電源も入りましたので元に戻して終了です。
元に戻す時も古い接着剤の除去、ネジ紛失やフレキ断線に注意しながら慎重に復旧させます。
作業はこれで終了ですが、一つ問題があります。
不明な部品
設定画面を開くと警告が出ます。
実は、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhoneXS MAX以降発売された機種はバッテリー交換後、設定を開くと「不明な部品」「Important Battery Message]と表示され、バッテリーの残量が表示されない現象が起きてしまうのです。
ほかのiPhoneの中古純正バッテリーに交換したとしても同様に起こる現象です。
こちらを回避するには最初から自分で修理しないことです。
こんなところでしょうか。
まとめ
ここまでお読み頂いた方でしたら、面倒で様々なリスクがあるので自分ではやらない方がいいということがご理解いただけたと思います。
冒頭にも書きましたが、違法になる可能性もありますのでスマートフォンのバッテリー交換などの修理は適切な修理業者に依頼することが一番です。
2021年にアメリカでは「修理する権利」に関する法律が可決され、2022年に電子機器を対象とした「修理する権利」を定める法案がニューヨーク州議会で可決されるとappleなどのスマートフォンメーカーが「セルフリペアサービス」が提供し始めました。
日本ではまだ当分難しいと思います。
要は自分で交換するなということですね。
リスクのまとめ
- 違法になる可能性あり
- サポート外になる
- バッテリーの発火、爆発の恐れ
- ネジ頭、ネジ穴のなめり、ネジの紛失の可能性
- ケーブル破損、基板破損
- 液晶画面や他の部品の破損
その他・・・
メリットは修理代が安く済むだけです。
どう考えてもリスクしかありませんのでオススメはできません。
ということで今回は以上です。
mr-anpontan2020.hatenablog.com
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。